日本ハムドラ1同士が甲子園で激突。清宮幸太郎VS堀瑞輝、勝者は? (2ページ目)

  • 佐々木亨●文 text by Sasaki Toru
  • photo by Ohtomo Yoshiyuki

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 試合前は「得意のストレートで抑えたい」と語っていた堀だったが、1打席目に投じた5球のうちストレートはわずか1球。空振りの三振に仕留めたボールもスライダーだった。堀が変化球を主体とした配球で、第1ラウンドを制する。

 2度目の対決は3回表、一死一、三塁の場面だった。初球、133キロのストレートに清宮のバットは反応したがファウル。真ん中寄りの甘いコースだったが1打席目の変化球主体の配球が効いたのか、清宮は打ち損じてしまう。

 そして2球目、今度は外へ流れる118キロのスライダーだった。1球目と違いコースは厳しかったが、「自分のスイングができた」と清宮が振り返った一打はライト前へ。三塁ランナーが生還し、早実が待望の先取点をあげる。

 4回表にも早実は堀を攻め立て2点を追加。堀はこの回の途中でマウンドを降りた。

 だが試合は、早実が主導権を握ったかに思えたが、4回裏に広島新庄が一挙5点を奪い逆転。しかし、早実も堀のあとを継いだ投手陣を攻め、再び逆転に成功すると、8回裏に同点に追いつかれるも、直後の9回表に勝ち越して1点差で勝利した。

 清宮は堀から放ったライト前を含む2安打で実力を示した。堀は清宮との2度の対決をこう振り返った。

「(初回の)三振も(3回の)タイムリーヒットもスライダー。(2打席目は)外のスライダーだったのですが、しっかりとついてきた。ほかの打者とは違う感じがしました」

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