山本昌がレジェンド解説。100回大会の
マウンドで輝いた13人の好投手 (3ページ目)
この夏の甲子園で2試合に先発するなど、投打で活躍した大阪桐蔭の二刀流・根尾昂根尾昂(大阪桐蔭3年/177cm・78kg/右投左打)
内野手としての評価が高く、本人も今後は野手としてプレーしていきたいと話しているようですが、私はプロでも投手で見てみたいです。それも「二刀流」ではなく、投手に専念した上で。彼のいいところは、上背はそれほどなくてもリリースで腕が上に伸びて、高い位置から角度をつけて投げられること。縦の変化球が投げやすい腕の振りをします。投球センスも高いし、当然のようにフィールディングもうまい。私は桑田真澄(元巨人ほか)さんのような投手になれると考えています。仮に投手として頭打ちになったとしても、投手として鍛えた時間は野手になっても無駄にはなりません。まずは投手として勝負してほしいですね。
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