2018.09.07

山本昌がレジェンド解説。100回大会の
マウンドで輝いた13人の好投手

  • 菊地高弘●文 text by Kikuchi Takahiro
  • 岡沢克郎、大友良行●写真 photo by Okazawa Katsuro、Ohtomo Yoshiyuki

 50歳まで現役生活を続け、通算219勝を挙げた球界のレジェンド・山本昌氏。毎年恒例となった、夏の甲子園に登場した好投手アナライズを今年も敢行。これまで数々の好素材を見抜いてきた慧眼で、未来のスター候補13名の素養を一斉チェックする!

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全試合に先発し、甲子園で881球を投げきった金足農・吉田輝星吉田輝星(金足農3年/176cm・81kg/右投右打)

文句なしの今大会ナンバーワン投手です。上背はそれほどありませんが、ピッチングをまとめられますし、何よりもボールの質がいい。リリースで最後に強く切って、ボールに回転をかけるのがうまい。全盛期の藤川球児くん(阪神)を思わせるボールの回転ですから、高校生では攻略するのは難しいでしょう。変化球も器用に投げ分けていますが、欲を言えば縦に落ちる変化球の精度を高めたいですね。プロに入ってすぐ活躍できるとまでは言いませんが、いずれ高い確率で成功できる投手になるでしょう。