自らを鼓舞する「清宮語録」に見る、
1年生からプロ決断までの2年半 (7ページ目)
大勢の記者に囲まれるような取材対応の場を、清宮は目標を成就させるための、あるいは自身の課題を明確にするための場に利用するかのようだった。
「確かにそれはありますね。皆さんの前で発言することで、自分を鼓舞したり、こうあらなきゃいけないと具体的に想像したり。自分の発言がどう受け取られるか。あるいは自分のプレーがどう見られているか。そういう周囲の視線があるから、『ああしよう』『こうしよう』とするのではなく、自分が期待していただいている状況を、純粋に僕は楽しめているんですよ。だから周囲の期待がプレッシャーになることもないんだと思います」
今年のドラフト会議は10月26日だ。運命の日を迎える清宮は、どんな言葉を残すのだろうか。
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