2012.10.15

【高校野球】花巻東・大谷翔平
「10年後はメジャーの一線級で活躍していたい」

  • 三田紀房●インタビュー interviewed by Mita Norifusa
  • photo by Sportiva

(写真右)みた・のりふさ/1958年、岩手県出身。大学卒業後、一般企業に就職したのち、漫画家へ転進。「東大受験」をモチーフにした『ドラゴン桜』(講談社)で第29回講談社漫画賞(一般部門)を受賞。他にも高校野球をテーマにした『甲子園へ行こう』(講談社)や『クロカン』(日本文芸社)などがある。現在、「ヤングマガジン」(講談社)にて『砂の栄冠』を連載中。ドラフト候補インタビュー(3) 花巻東・大谷翔平

 投げて160キロ、打っても高校通算57本塁打。投打ともに何十年にひとりの逸材として注目を集めているのが、花巻東のエースで4番、大谷翔平だ。その素材に日本はおろか、メジャーからも熱い視線が注がれている。投手か野手かの前に、日本かアメリカかの選択も迫られている。ドラフトを目前に控え、大谷はいま何を思っているのだろうか。岩手県出身の漫画家で高校野球に造詣が深く、大谷が出場した甲子園はもちろん、岩手県大会にも足を運んだ三田紀房氏が直撃した。

三田 花巻東での3年間が終わったわけですか、いちばん成長したなと思うところはどこでしょうか。

大谷 入学した時は本当にガリガリで、この3年間は体作りをいちばんに取り組んできました。体重も22キロほど増えて、大きいだけでなく少しは強さも出てきたのかなと思います。

三田 身長もどれぐらい伸びましたか?

大谷 入った時は187センチだったので、4センチ伸びました。1年に1回身体測定があるのですが、毎年伸び続けています。今年はまだ測っていないのですが、もしかしたらまた伸びているかもしれないですね。

三田 3年間、体作りに取り組んだひとつの成果として、今年の夏の県大会準決勝(一関学院戦)での160キロがあったと思うのですが、出る予感みたいなものはありましたか?

大谷 準決勝、決勝に体のピークを持っていくようにしていましたので、体の調子は良かったです。ただ、スピードは出ているなと感じていたのですが、抜け球が多かった。試合の序盤は低めに投げることだけを意識していました。そして6回に160キロが出たのですが、低めに決まったことが嬉しかったです。