【新車のツボ127】スバル・レガシィアウトバック目からウロコの、元祖なんちゃってSUV (4ページ目)
スバルの本拠地である群馬県といえば、自然は豊かで農林業もさかん。山間部は雪深い。スバルというと、一部マニアはラリーでの活躍やかつてのレガシィを思い出して、ギンギンな走り一辺倒のイメージをお持ちかもしれない。だが、本来のスバルは伝統的に、あぜ道での走破性や荷物の積み下ろしやすさなど、地味ではあるが、地に足が着いたクルマづくりを身上としてきた。
アウトバックには、そんなスバルの良心的な伝統と世界のトレンド......という2つのツボが、"なんちゃって"という商品コンセプトを介して、なんともイイ感じに融合している。
【スペック】
スバル・レガシィアウトバック・リミテッド
全長×全幅×全高:4815×1840×1605mm
ホイールベース:2745mm
車両重量:1580kg
エンジン:水平対向4気筒DOHC・2498cc
最高出力:175ps/5800rpm
最大トルク:235Nm/4000rpm
変速機:CVT
JC08モード燃費:14.6km/L
乗車定員:5名
車両本体価格:345万6000円
著者プロフィール
佐野弘宗 (さの・ひろむね)
1968年生まれ。新潟県出身。自動車評論家。上智大学を卒業後、㈱ネコ・パブリッシングに入社。『Car MAGAZINE』編集部を経て、フリーに。現在、『Car MAGAZINE』『モーターファン別冊』『ENGINE』『週刊プレイボーイ』『web CG』など、専門誌・一般紙・WEBを問わず幅広く活躍中。http://monkey-pro.com/
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