マラソンも最初が肝心。「準備運動」と「正しい姿勢」を知ろう (3ページ目)

 その次に、肘を曲げて片腕を頭の上にあげ、反対の手でその肘を持って、内側にひっぱり、そのまま手で引っ張った方向に身体を横に倒す。左右両方30秒くらい、できれはちょっと上を向きましょう。腋の筋肉を緩めてあげることで、肩甲骨が動きやすくなります。
 
 準備運動をもうひとつ。小学生のときにやっていたと思いますが、ふたりで互いに両手を持って引っ張り合ってみましょう。前に倒れずに上に伸ばす感じで。これで腕の振りがよくなります。ひとりで行なう場合は、柱や壁を利用するといいでしょう。姿勢をよくするためには、とても有効なストレッチングです。

■ランニングに必要な筋力。腹筋を鍛える

 肘とつま先を地面に着けて、肩甲骨を寄せ、お腹が反らないようにする。この状態を30秒キープしてください。1日1回でOKです。これでランニングに必要な正しい姿勢を保つ筋肉を鍛えることができます。体幹トレーニングのひとつですね。

 姿勢がよくなると日常生活においても疲労度が変わってきます。階段を上っても疲れにくくなる。疲れやすいという人は姿勢が悪いことが多いです。肩こりもそのほとんどは姿勢の悪さが原因になっています。ふだんからお腹を使って立つクセをつけましょう。日常から鳩尾(みぞおち)のちょっと上あたりを引っ込めるように意識し、生活をしてみるといいでしょう。

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