ほのか、「餃子」の持ちにくさに苦戦。コース戦略もチンプンカンプン!? (2ページ目)
ほのかさんは村井コーチの説明に小さく返事をし、こう続ける。
「いまの話を聞きながら、頭の中でシミュレーションしてみたんですけど、チンプンカンプン(笑)」
こればかりは実践のなかで慣れていくしかない、ということで、簡単なグレードから実際にやってみることに。
最初にチャレンジしたのは、手で使えるホールドは決まっているが、足は自由という7級課題。
スタート前にしっかり考えるほのかさん。
「ここは足が自由だから......」
「そのまま手を順番に出して......」
そうやって頭のなかで登るシミュレーションが完成し、いざスタート!
「一歩一歩登っていきます。どこでもいいんですもんね」
「手」「手」「全然いける」「つかみやすーい」
あっさりとコースを完登。ボルダリングチャレンジの最初の頃とは見違える登りっぷりで、成長の跡をしっかりと示していた。
2本目に挑戦した手と足で使えるホールドが限定されているコースでは、登る前のシミュレートの大事さをさっそく知ることに。
スタートホールドの前に立ち、ゴールまでの手順を考えるほのかさん。だけど、ホールドの間隔は遠くて、とても7級課題とは思えない。悩んでいるほのかさんに村井コーチが、ホールドを見落としていることを教える。
どうやらスタートホールドから近い位置にあるホールドばかりを目で追っていくなかで、少し離れた場所に付けられたホールドを見落としていたようだ。
「わからなかった。本当は遠回りするコースだったんですね」
アドバイスをもらってシミュレートし直し、さっそく2本目を登り始める。「手」「足」「手」「足」と、声を出して手順を確認しながら登っていく。すると、
「結構きつい。この餃子、結構きつい!」
餃子の形をしたホールドの持ちにくさに声がひときわ大きくなる。
ボルダリングのホールドでは食べ物の形をしたものや、心臓や肺などの臓器の形をしたものなど、製作者の遊び心が盛り込まれたホールドもたくさんあるそうだ。
ほのかさんは、足が滑りそうになったり、足を置く位置を忘れかけたりしながらも、ゴールホールドをしっかり両手でつかんで完登。
「こんな変な体勢だけど、いいのかな?」
完登できたかを村井コーチに確認して見事クリア。
独力で考えて登ることの難しさを体感したほのかさんは、
「登り始めても最初のうちは覚えているからいいんですけど、途中からわけわかんなくなっちゃって。どこに足あったっけ?とか」
登っていくなかで、ホールドをつかむことに必死になったり、滑りそうで怖いなと思ったり、意識が集中してしまう何かが起きると、覚えたコース全体のことが頭から飛ぶことはよくあるそうだ。
ただ、そうしたことも「慣れが大事です」と村井コーチ。
深く頷いたほのかさんは、「あと、記憶力もよくしないとって思うので、始める前はちゃんとゴハンを食べようと思いました」。
「頭も使うのでしっかりゴハンを食べてください」と返した村井コーチから、続けざまに次回のことが告げられる。
「次回は集大成として5級に挑戦してもらいます」
初級者の一番難しいグレードで、中級者への入口。しかも、今回同様に村井コーチのサポートはなく、ほのかさん自身がコース攻略を考えて、クリアを目指すことに。
「村井さんに教えてもらったことをいかして、5級がんばります!!」
ほのかさんの意気込みの行方やいかに!?
Profile
ほのか
1996年3月23日生まれ、神奈川県出身
「可愛すぎるビールの売り子」として芸能界デビュー
ネットを中心に話題となり、現在はバラエティ番組や
グラビアなどを中心に幅広く活躍中
◆公式Twitter ◆公式Instagram
佐賀里幸伸●プロデューサー produced by Sagari yukinobu
田中健一朗●ディレクター directed by Tanaka Kenichiro
山崎実、柴田徹也●ムービー撮影 movie by Yamasaki Minoru, Shibata Tetsuya
株式会社ボーダーレス●制作
村井隆一●インスタラクター instructor
久保フユミ●ヘアメイク hair&make-up by Kubo Fuyumi
本多仁美●スタイリング styling by Honda Hitomi
APEXクライミングジム●撮影協力 shooting cooperation by APEX Cimbing Gym
ASICS●衣装協力
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