雪平莉左がロングパット開眼で劇的スコアアップか 「同じ振り幅と同じテンポを意識したらピンに近づいた!」 (2ページ目)

  • 立松尚積●撮影 photo by Tatematsu Naozumi

【同じテンポ、左右同じ振り幅で打つ】

関コーチ では打ち方のほうも詳細にやっていって、確率を上げていきたいと思います。まず構えていただいて。

雪平 顔を地面と平行にして、クラブは両手でお水をすくうような形で持つんでしたね。

関コーチ はい、そうです。いい構え方ですね。

 ショートパットは方向性がかなり重要になるので、前回は肩の回転や、手首の固定とかをやりましたが、ロングパットは、強弱です。

雪平 強弱!?

関コーチ 距離感が、方向性よりも大事になってきます。なので、パターがボールに当たった時の強弱をいかに安定させるかです。ということで、メトロノームを使います。

雪平 なにかあの、音楽の授業とかで聞いたことがあるんですけど。

関コーチ そうです。「カチ・カチ・カチ」と一定のリズムを刻むやつです。今は便利でスマートフォンのアプリでもたくさんあります。

雪平 へえ。そうなんですね。

関コーチ (メトロノームを「カチ・カチ・カチ」と鳴らします)

 こんな感じです。これ、1分間に85拍なんですが、このテンポが肝です。まずはこのテンポどおりに素振りしていただけますか。

雪平 えっ、このテンポで!? 結構速くないですか!? (メトロノームのテンポに合わせて素振りをします)

関コーチ はい。バック・フォロー・バック・フォロー。そうです。そういう感じですね。

 このテンポより慎重すぎても(手が)震えるし、雑すぎても駄目なんです。

雪平 なるほど!

関コーチ ボールを境に同じテンポで、なおかつバックスイングの大きさと、フォロースルー側の大きさが、同じになることも非常に重要です。これは短い距離でも、長い距離でも、同じテンポ、同じ振り幅でやると距離感が合ってきます。特にロングパットでは大事という話ですね。

 それでは打ってみましょうか。

雪平 はい。同じテンポと同じ振り幅で...。(打ちます。ピンに当たって外れました。2打目はピンをオーバーしました。3打目はピンの手前に寄りました)

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