雪平莉左がバンカーショットの必須3カ条を習得。ボールがフワっと上がって、バックスピンもかかった

  • 佐野隆●撮影 photo by Sano Takashi

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第9回:バンカーショットの打ち方

ゴルフ歴3年のタレント・雪平莉左さんが、アマチュアゴルファーを代表してレッスンを受ける連載。今回は雪平さんも含め多くの人が苦手とするバンカーショット。ただ、このスイングには、ボールを脱出させるための3カ条があるそうです。

バンカーショットに苦戦する雪平莉左さん。今回のレッスンで克服なるかバンカーショットに苦戦する雪平莉左さん。今回のレッスンで克服なるかこの記事に関連する写真を見る【動画】↓↓↓

【バンカーショット3カ条】

関浩太郎(以下関コーチ) いよいよ、今回はバンカーに来ました。

雪平莉左(以下雪平) はい。もう、見ただけでちょっと気持ちが下がってしまうんですけど......。

関コーチ みんなバンカーは苦手ですよね。穴を掘って砂を入れているわけですから。基本的にバンカーに入ったら、ボールを打ち上げるショットになります。しっかり打ち方をお教えします。

 現状でどういう打ち方をされているか見たいので、ちょっと打ってみていただいていいですか?

雪平 わかりました。普段と同じ打ち方でいいんですよね。

(1打打ちます。アゴにぶつかってバンカー脱出なりませんでした)

 ああ。これは力が足らなかったんですかね?

関コーチ そうですね。バンカーショットには、これを知らなくちゃ絶対にボールが出ませんという3カ条があります。

 1つ目。ボールとフェース面の高さなんですけど、当たった時にボールに対してフェース面が2、3cm低くないとうまく出ません。ボールとフェース面が同じ高さだと、フェース面の下のほうにしかボールが当たらず、上がってくれません。

 ボールが上がるには、フェースの真ん中あたりに当たるといいんです。そうなるとボールよりフェース面は......。

雪平 下ですね。

関コーチ 当たる時には、2、3cmくらい、砂にクラブヘッドを潜らせていかないといけません。上から下にダウンブローに振って、ヘッドをしっかり潜らせる。これが条件1です。

雪平 はい。

関コーチ 条件2は、ボール1個分手前くらいからヘッドが入りはじめることです。これより手前から砂に入ると抵抗が大きすぎますし、近くから入りはじめるとヘッドが潜る前にボールに当たってしまいます。

雪平 構える位置はいつもと一緒でいいんですか?

関コーチ ボール1個手前に構えていただくといいです。

雪平 いつもよりちょっと右寄りに立つ?

関コーチ そうです。

 それで、最後の条件3。実際の距離の3倍の強さで振ります。

雪平 3倍ですか!?

関コーチ 条件2で、わざとダフるわけです。近い距離だと、たくさん振ると飛びすぎちゃいそうで怖いですよね。でもダフる前提で振っていますので、例えばここは15ヤードくらいのバンカーショットになりますが、3倍なので45ヤードのアプローチだと思って振ります。

 この時の振り方はアプローチの時にやった、ボディーターンで振ります。

雪平 なるほど。

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