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競輪・卒業記念レースで光った男子3名 ウエイトリフティング五輪入賞者、BMX出身者、最強のロード経験者らが羽ばたく

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日本競輪選手養成所の候補生。左から沢田桂太郎、髙橋奏多、近内三孝 photo by Manabu Takahashi日本競輪選手養成所の候補生。左から沢田桂太郎、髙橋奏多、近内三孝 photo by Manabu Takahashiこの記事に関連する写真を見る 競輪選手を目指し希望に満ちた表情を見せる候補生たちの晴れの舞台「卒業記念レース」が、3月16日(月)と17日(火)の2日間、伊東温泉競輪場で開催された。日本競輪選手養成所に入所して約11カ月間。仲間と切磋琢磨して競輪選手への道を一歩ずつ歩んできた彼らは、この最終レースに向けて全力で挑んでいた。そんななかで光を放った原石たち、そして養成所で目覚ましい活躍を見せた逸材たちがいた。ここでは特に目を引いた3選手をピックアップする。

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実力・実績ナンバーワン
沢田桂太郎(さわだ・けいたろう)

 自転車競技のトラックとロードで高校時代からジュニアのナショナルチームに所属し、大学時代にはチーム ブリヂストン サイクリングに在籍しながら、ナショナルチームのエリートでも活躍するなど、若くして非凡な才能を発揮してきた沢田。現在でも大分のプロロードチームに籍を置いている。

 養成所では在所成績1位で、卒業記念レースでは実力どおりの力を見せて優勝をもぎとった。訓練期間に開催された3回の記録会ではすべて最上位ランクにあたるゴールデンキャップを獲得し、1000mTTでは養成所記録を樹立するなど、前身の競輪学校時代も含め、その長い歴史に名を残すほどの逸材だ。

 現在沢田は28歳。これまで学生選手権でスプリント1位、全日本選手権トラック1kmTT1位、スクラッチ1位、全日本選手権ロードU23で2位など目覚ましい活躍をしてきたが、競輪選手への夢はずっと持ち続けていた。

「ナショナルチームの当時から競輪選手と一緒に練習したり、遠征に行かせていただくことが多くて、いつかは競輪選手になりたいなという気持ちはありました。大分のプロのロードチームに所属するようになってから、別府競輪場で練習させていただくこともよくあって、そこで競輪選手という職業を身近に感じて、競輪選手を志しました」

 養成所では「これまではトラックとロードでカーボンの自転車しか乗ってこなくて、鉄のフレームには不慣れだった」と苦労したところもあったが、それでも圧倒的な強さを見せ、競走訓練76レース中、45勝と6割近い勝率を誇った。

 そんな彼の憧れの選手は、かつてナショナルチームで所属し、現在はS級1班で活躍している深谷知広(静岡・96期)。デビュー当初から「平成の怪物」と言われてきた選手だ。

「男気のある先行をする姿を見てかっこいいなと思っています。ナショナルチームの時からよくしていただいて、気にかけてもらったりしていました。トップ選手だけど対等に接してくれる感じがして、人間としてもすごくいい方だと思っています」

 その深谷は19歳でデビューすると、史上最速でS級に特別昇級。21歳の時には史上最速でGⅠ制覇を成し遂げるなど、まさに怪物の名にふさわしい活躍を見せてきた。そんな深谷の姿を見て沢田も高い志を抱いている。

「デビューしたら9連勝や18連勝をして早くS級で戦いたいなというのもありますし、最速でGⅠにも出場したいなという思いもあります。あとはヤンググランプリには出たいですね」

 さらに「競輪デビュー後もロードの大会にも出て、ロードと競輪のファンを結び付けられるような存在になりたい」と夢を語る。それも彼のこれまでの経歴を見れば十分に可能なことなのかもしれない。さらなる沢田のチャレンジに期待したい。

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