篠山竜青の今につながる全国ミニバスケットボール大会での記憶 出場できなかったことで「エネルギーをもらえた」 (5ページ目)
――マクドナルドはこの「マクドナルド全国ミニバスケットボール大会」を54回大会(2023年3月)からサポートしています。また、小学生の軟式野球の全国大会「全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメント」、小学生のサッカーの全国大会「JFA全日本U-12サッカー選手権大会」を協賛しています。企業がスポーツをサポートしていることについて、どのように感じていらっしゃいますか。
マクドナルドのような誰もが知っている世界的な企業が支援してくれると、大会のかっこよさが変わってくるんですよね。大会の盛り上げ方もうまいですし、大会ロゴなどのセンスもいいので、子供たちのモチベーションは間違いなく上がると思います。
僕が子供のころは、ミニバスへの企業のスポンサードはほとんど聞いたことがなかったので、こんな大企業のスポンサードを受けていること自体、もう感慨深いですね。
余談ですが、小学生のとき大きい大会に臨む前に監督が「この試合に勝てば全員マック!」と言って、マクドナルドに連れて行ってくれたことは今でも覚えています。そういうことは絶対にいい思い出になると思います。プロ選手としてプレーする傍ら、バスケットボールを教える活動も行なっている 本人Instagramより――スポーツは、親御さん、監督・コーチ、企業の方々など、さまざまな人たちのサポートによって成り立っている側面があります。そんなスポーツから篠山選手はどんなことを学んできましたか。
僕はチームのために自分を犠牲にするという、その「犠牲」という言葉があまり好きではないんです。バスケットボールをやってすごく感じるのは、仲間のためにやれば、絶対に自分に返ってくるということ。いいことをすればちゃんといいことが返ってくる。だからこそ、人のために何かできる選手になりたい。それをバスケットボールから学んだと思っています。
【Profile】
篠山竜青(しのやま・りゅうせい)
1988年7月20日生まれ、神奈川県出身。178cm、75kg。小学3年生のときに榎が丘ファイターズでバスケットボールを始め、北陸高校、日本大学時代には日本一を達成。2011年に東芝ブレイブサンダース(現川崎ブレイブサンダース)に加入。ポイントガードとして長きに渡ってチームをけん引し、2024-25シーズンは10回目の主将に就任。2016年に日本代表に選出され、2019年のワールドカップでは主将として活躍した。
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