大正製薬が考えるスポーツ協賛への思いと使命感 親和性の高いスポーツへの支援でファンと共に価値の創出を目指す (3ページ目)
「上原茂社長は、日本でラグビーの価値を上げていきたいという情熱を持っています。オールブラックスは世界においてもトップ・オブ・トップのチームで、彼らのメンタリティ、立ち居振る舞い、価値観には素晴らしいものがあり、それを日本の方々にも体感していただき、さらに浸透させていきたいという思いを上原社長は持っています。
スポーツは文化であり、オールブラックスが体現するものは、まさにラグビーのカルチャーです。我々が協賛して、オールブラックスを招致し、日本で試合をすることによって、ラグビーの価値を上げることにつながるだろうと考えました。それが我々の社会的な責任のひとつと捉え、オールブラックスとの協賛もスタートさせました」
この協賛によりオールブラックスが毎年のように来日するようになり、今年2024年には、先住民族で構成されたマオリ・オールブラックスが6月29日(土)と7月6日(土)の2回、JAPAN XVと対戦し、10月26日(土)にはオールブラックスが日本代表と対戦することになっている。スポーツ協賛のみならず、スポーツを思い切り楽しみたい人のためのリポビタン「リポビタンSports」も発売
ファンと共に価値観を作り上げる
近年ではスポーツ協賛において、その効果を最大化するためにスポンサー権利を利用した活動、アクティベーションが重要視されている。大正製薬では、オールブラックスとの契約をきっかけに、「オールブラックス ラグビークリニック presented by リポビタンD」を開催。
2022年から毎年、リポビタンアンバサダー契約をしている元ニュージーランド代表のレジェンド、リッチー・マコウ氏とダン・カーター氏が来日し、元ラグビー日本代表キャプテン廣瀬俊朗氏らと共に、子どもたちを対象としたラグビークリニックを実施している。
「リポビタンDは、夢や目標に向かって前向きに頑張る人々を応援するコミュニケーション活動を行なっています。ラグビーを好きな子どもたち、夢に向かって頑張っている子どもたちが、元ニュージーランド代表選手たちや元日本代表の選手たちと直接触れ合え、ラグビーを教えてもらえるような活動を地道に続けていくことは、まさにリポビタンの活動とマッチしています。このような活動を今後さらに増やしていきたいと考えています」
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