吉田麻也が重視する、考える力を養うこと 負けた後の試合のほうが「むしろ大事」 (4ページ目)

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――吉田選手は海外での経験も豊富で、さまざまな大会での好成績に貢献してきました。そんな経験を通して、サッカーではどのような精神を育めると考えていますか。

 サッカーをやることによって、社会に出て役に立つことが多いと思います。サッカーはチームプレーですし、社会もチームで成り立っているところが多いですよね。人との関わりが必要になりますし、助け合っていくことも出てくるわけじゃないですか。サッカーはその精神を培うことができます。

 またピッチ上では瞬時に判断しないといけません。ここはダメだから、こっちに行こうとか、臨機応変さも求められます。それによって、判断力、集中力も養えます。これもすごく社会で生きていくためのスキルになるのかなと思います。

 それからサッカーをやることによって仲間ができることです。チームに所属して、そこで共に同じ目標に向かうことで仲間ができます。だから僕はどこにいっても友だちがいます。国内はもちろん海外もですね。これは僕にとっては一番よかったことかなと思いますね。

サッカーから学べることを自身の経験から語ってくれた吉田選手 photo by Noto Sunao(a presto)サッカーから学べることを自身の経験から語ってくれた吉田選手 photo by Noto Sunao(a presto)


【Profile】
吉田麻也(よしだ・まや)
1988年8月24日生まれ、長崎県出身。189cm、87kg。幼少期からサッカーを始め、12歳の時に名古屋グランパスの育成組織に加入。2007年にトップチームに昇格し、2年目からレギュラーとなる。2009年にVVVフェンロ(オランダ)に移籍し、その後、サウサンプトン(イングランド)、サンプドリア(イタリア)、シャルケ(ドイツ)でプレーし、2023年8月からLAギャラクシー(アメリカ)で活躍。五輪には北京、ロンドン、東京の3大会に出場し、W杯にはブラジル、ロシア、カタールの3大会に出場。主将として数々のタイトル獲得に貢献してきた。

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