セリエA移籍、東日本大震災を経て......37歳、小笠原満男が語る矜持

  • 津金一郎●文 text by Tsugane Ichiro  五十嵐和博●写真 photo by Igarashi Kazuhiro

    

クラブハウスで取材に応じてくれた小笠原満男クラブハウスで取材に応じてくれた小笠原満男
 2016年シーズン、全豪オープンでベスト4になると、世界最古の歴史を誇るウィンブルドンでは準優勝。自身初となる4大大会の決勝進出を果たすなど、世界ランクは自己最高位の3位まで登りつめたカナダのプロテニスプレイヤー、ミロシュ・ラオニッチ。身長196cm、体重86kgの恵まれた体格から最速250kmの強烈なサーブと、フォアハンドの高い打点からの力強いショットを武器に、いま最もグランドスラム大会の栄冠に近い存在である。

 そのラオニッチが世界ナンバーワンの称号を手にするために、「炎を燃やし続けろ」と自らを鼓舞する姿を描いた動画が、ニューバランスがグローバル展開する『A LETTER TO MY FUTURE SELF』のミロシュ・ラオニッチ編だ。

 アスリートが競技人生を振り返り、3年後、5年後、10年後の未来への自分自身に向けて発信する『A LETTER TO MY FUTURE SELF』で、ラオニッチのメッセージを受け取った鹿島アントラーズの小笠原満男も、自身のキャリアを振り返り、未来の自分に思いを馳せる−−−−−−−。

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