日本ハムファンのつばきファクトリー谷本安美。今も忘れない「サヨナラ満塁本塁打」と大谷翔平の伝説の投球 (3ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 山本雷太●撮影 photo by Yamamoto Raita

ーーファイターズは若手のスター選手がどんどん出てくる印象があります。チームの育成の部分はどう映っていますか?

谷本 選手たちを見て率直に感じるのは、みんな生き生きとプレーしているな、ということ。選手それぞれが自分らしいスタイルで伸び伸びとプレーできる、そういう環境づくりがしっかりできている。だからこそ、若手台頭のサイクルがあまり途切れないんだと思います。

 その土台を築いてきたのは、やはり栗山英樹監督ですよね。すごく選手想いの監督だなと思いますし、采配の部分でも、調子のいい選手は前面に押し出したり、逆に調子の悪い選手に対しては違う形で起用したりして、独自の磨き方をしてくれるんです。選手一人ひとりと向き合って育成しているなと感じるので、本当にすばらしいと思います。

 ファイターズの現状としてホームランバッターが少ないので、長打を打てる選手を育ててほしいかな、と(笑)。

ーーホームランバッターの筆頭候補はやはり、清宮幸太郎選手でしょうか?

谷本
 そうですね。私と同じ1999年生まれで、入団当時からすごく楽しみにしている選手でもあります。今シーズンはイースタンリーグで本塁打王(19本)が決定しましたし、来シーズンは一軍での活躍を見たいですね。同世代として期待しています!

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