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壇蜜が語るサウナの魅力、自身が「整う」効果。「明日、バッチ来いって」 (2ページ目)

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • 佐野隆●写真 photo by Sano Takashi


―― サウナに行く理由としては、何を一番求めているのですか。

壇蜜 夫の清野(とおる)さんによると、「僕が思うに、支靜加(本名)は行かないと死ぬんでしょ」って言われて。「そんなことない」って言い切れなかった自分がいましたけど(笑)。いつも「明日を迎えるため」って言っています。やっぱり精神的に明日を迎えるような準備が(サウナで)整えられれば。

 昔、緊張で足がつったり、指先が冷えすぎてものをつかめなくなったりすることがあったのですが、サウナに行くことでそれがなくなったことも大きいと思います。

―― 入っている時はどんなことを考えていますか。

壇蜜 よく聞かれるのですが、何も考えていないんですよね。何かを考えるっていう発想も全くなかったです。みなさん、何か考えているとしたらすごいですよね。

―― 「整う」という感覚(一般的に言うと深いリラックス状態)は、サウナによく行く方には通じると思うのですが、もし違った言葉で壇蜜さん的に「整う」というのを表現するとしたら、どういう感じですか。

壇蜜 まんきつ(女性漫画家)さんは「脳と頭のチューニングができるようになる」っておっしゃっていますよね。私的には何だろう...。先ほどもお話ししたのですが、明日が怖くなくなる。「今日、行かないで~」っていう気持ちが少しほぐれて、「明日、バッチ来い」となる感じでしょうか。

―― 昨年の緊急事態宣言中は多くのサウナ施設も営業をしていませんでしたが、その期間はどうされていたのですか。

壇蜜 サウナに通うようになる前は、自宅で反復浴や半身浴をするのが好きだったので、お風呂場で映画とか漫画を見たりして何とかつないでいました。お湯に浸かりながらタブレットで原稿を書いたりもするので。サウナに行けないとなっても、「じゃあこっちでいいや」みたいな。バイパスはちゃんと作っていましたね。

―― サウナに行く時のルーティンや独自のスタイルはありますか。

壇蜜 どんなところでもサウナマットっていう自分が座れるクッションみたいなやつは2つ持って行きます。人に貸す用、もしくは背中に敷く用です。

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