2020.05.31

来夏の五輪開催があれば、あの競技は
「チケットなし」で見られるか?

  • 門脇 正法●取材・文 text by Kadowaki Masanori
  • 門脇 そら●撮影 photo by Kadowaki Sora

検証! 東京五輪「フリー観戦術」 ◆マラソンスイミング編

 新型コロナウイルスによる緊急事態宣言が解除され、もしこのまま事態が沈静化すれば、東京オリンピックの2021年7月23日からの開催にも希望の光が見えてくる。現状では17日間の競技日程、各競技会場も当初のものがスライドする見通しだ。

 チケットなしで生観戦できる競技を見つけ出し、オリンピックをタダで楽しんでしまおうというシリーズ企画で、Sportiva編集部が目をつけていた東京ベイゾーン内にある「お台場海浜公園」も、今のところ変更される情報はない。

 そこで、この会場で開催される水泳の「マラソンスイミング」をあらためて検証してみた。

2019年8月、テストイベント時のスタート風景
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 水泳の競泳では、通常、一番長いレースは1500メートルになる。しかし、オープンウォータースイミングのレースでは、5キロメートル、10キロメートル、25キロメートルが一般的。プールではなく、海や湖や川を泳いで速さを競う競技だけあって、距離の単位が違ってくる。

「その中で、2008年の北京オリンピックから採用されたオープンウォータースイミングの10キロメートルを『マラソンスイミング』と呼んでいるんです。トップ選手が10キロメートルを泳ぐと大体2時間ぐらいになるんですけど、その時間が陸上のマラソンとほぼ同じになるのが名前の由来です」

 そう解説してくれたのが、日本水泳連盟のオープンウォータースイミング委員で、強化副部長をしている原怜来(はら れいら)氏。競泳と比べるとまだまだ馴染みが浅い「マラソンスイミング」をもっとたくさんの人たちに知ってもらいたいと、その魅力を語ってくれた。