2014.09.19

【シンクロ】井村マジックで、日本チーム復活なるか?

  • 松瀬 学●取材・文 text by Matsuse Manabu
  • photo by Nikkan sports

9月特集 アジア大会2014の発見!(3)

 仁川アジア大会の水泳競技の華、シンクロナイズドスイミングでは、名指導者の井村雅代コーチ(※)が日本に10年ぶりに復帰した。低迷を打破するため、70歳の金子正子チームリーダー、64歳の井村コーチの「黄金コンビ」が再結成された。焦点は、『打倒!中国』&『アジアの盟主奪回』成るかどうか、である。

(※)1978年に日本代表コーチに就任。1984年ロス五輪でシンクロが正式種目となり、デュエットで銅メダル。その後、アテネ五輪まで、6大会連続計10個のメダル獲得に貢献。2006年中国代表のコーチに就任。北京五輪でチーム種目銅メダル、ロンドン五輪ではデュエットで銅、チームで銀メダルの獲得に貢献。その後、イギリス代表のコーチを経て、今年5月日本代表コーチに復帰

熱心に指導する井村雅代コーチ(右)と金子正子チームリーダー

 14日の日本選手団結団式の直後、井村コーチはこう語った。「この5カ月間、私の持っているものをすべて、彼女たちにぶつけ、練習してきました。今、持っている力を出してくれて、どこまで成長したのかを見るのが、私も楽しみです。勝負どころは、日本が持っていた”ちゃんと並んで合わす”というところに尽きると思います」

 かつてアジアの盟主を堅持していた日本シンクロだが、2006年ドーハ・アジア大会で盟主の座から滑り落ちた。井村コーチが中国チームのヘッドコーチに就任したことで、その差は広がった。

 08年北京五輪では、中国がチームで初めて銅メダルを獲得し、日本もデュエットで銅メダルと踏ん張った。12年ロンドン五輪では、中国がチームで銀、デュエットで銅を獲ったが、日本はチーム、デュットとも5位に沈んだ。