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【東京マラソン】鈴木健吾がプロランナーとして第一歩 MGC出場権を獲得し「ロス五輪に向け、いろんなチャレンジができる」 (3ページ目)

  • 折山淑美●取材・文 text by Toshimi Oriyama

【すべては2028年ロス五輪に向けて】

 大迫には昨年の12月、鈴木が5年間保持していた日本記録を更新された。それもまた刺激になったという。

「若い人に抜かれるより、(4歳上の大迫に抜かれたことで)僕ももう1回頑張らないと、という気持ちになりました。5年間記録を更新されていなかったなかで、抜かれた時にはどういう気持ちになるんだろうとずっと考えていましたが、実際に抜かれてみると、心のなかで『悔しい』という思いが強く沸いてきたので、まだまだ自分もアスリートだなと思いました」

 12月の日本記録更新から3カ月でこの大会に出場してきた大迫の走りを見て、目を輝かせる。

「ああいう短いスパンでのマラソンもやってみたいと思っています。意外とそっちのほうが合っているかもしれない。実際にやってみないとわからないけど、それも含めてこれからはいろいろなことができるのが個人でやるメリットだと思うので、チャレンジしていきたいなと思います」

 そして、これからに向けてはこう話す。

「目標にしているのはロス五輪で世界と戦うこと。今は若い選手たちもチャレンジングなレースをガンガンやってきているので、MGCではしっかり勝ちきらないと話にならない。だから、タイムより勝負が重視されているレースも経験したいと思っています。そういう練習もこれからしたいですし、もちろんタイムアタックみたいなハイレベルのレースにも挑戦したいなという思いもあります。東京(マラソン)までは『MGCの出場権獲得』(が第一)と思っていたので、これからはいろんなチャレンジができるかなと思います」

 今回MGC出場権を獲得したことで、プロランナーとしての新たなチャレンジへの期待を膨らませる。

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