【東京マラソン】鈴木健吾がプロランナーとして第一歩 MGC出場権を獲得し「ロス五輪に向け、いろんなチャレンジができる」 (2ページ目)
【フリーになったからこそ見えるもの】
富士通退社後、合同会社Kemmmyを設立。キユーピーとスポンサー契約を結んでプロランナーとして歩み始めて、神奈川大時代の恩師でもある大後栄治氏が統括アドバイザーを務める"Team Kengo"としての初レースだった。
「スポンサー探しなど、環境作りはチームのスタッフなどが力を尽くしてくれたので、自分は練習に集中できていました」と話す鈴木は、「まずはMGCの出場権を獲得しないと、自分のなかで(Team Kengoとしての)スタートをきれないなと思っていたので、そこはなんとかクリアできてよかったと思います」と安堵の表情を浮かべた。
富士通退社から、東京マラソンまでの5カ月をこう振り返る。
「ケガもなく練習を継続して土台を作るという面では、独立してから自分と向き合う時間が長かったので、やるべき練習は淡々とできたかなと思います。独立してプロランナーになったことが本当によかったのか、悪かったのかというのはまだわからないですが、後悔ないようにというか、2028年ロス五輪に出場するという目標に向けてやりきりたいなって思いで飛び出しました。今こうやって活動をスタートできていることに、本当に感謝しかないと思っています」
練習は基本的にひとりでやっていて、まだ手探り状態だとは言うが、逆に今はそれを新鮮な気持ちで楽しめているという。様々なことを柔軟にやれるという面ではメリットも大きいと笑顔を見せる。
「今までも練習はわりと自由にやらせてもらっていましたが、環境はもちろん練習場所も海外に行きたいと思えばチャレンジできる状態になったことが、プロになってのいい部分かなと思います。
あとは、練習だけではなく、生活の部分でもいつあとがなくなるのかわからない状況で、常に結果が大事になってくるので、日々の向き合い方っていうのは今まで以上に大事に、丁寧にやっているかなとも思います。自問自答する時間がより長くなっていると思います」
そんな自問自答の答えを探すひとつとして、大迫が高地トレーニングの拠点にしているアメリカのボルダーも訪ねた。
「今回トレーニングはしていないんですけど、ボルダーに行かせてもらって大迫さんにいろいろ話を聞いたりしました。今後、高地トレーニングで大成できるように、その準備として今回は行ったというところもあります」
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