箱根駅伝の順位を予想した識者3人が反省会。実際の順位と比べて各大学の「予想外」だったこと

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【駒澤大と創価大は「もったいなかった」】

■酒井政人(スポーツライター)

【予想順位】    【実際の順位】

1位:青山学院大   青山学院大

2位:駒澤大     順天堂大

3位:創価大     駒澤大

4位:順天堂大    東洋大

5位:東洋大     東京国際大

6位:早稲田大    中央大

7位:國學院大    創価大

8位:東京国際大   國學院大

9位:明治大     帝京大

10位:中央大      法政大

 まずは青学大が想像以上に強かった。もっとも驚かされたのが3区・太田蒼生と5区・若林宏樹の「1年生コンビ」。特に太田は、区間賞を獲得した東京国際大・丹所健(3年)と5秒差の1時間1分00秒(区間歴代3位)で快走するとは全く予想していなかった。

 一方で連覇を目指した駒澤大は、3区・安原太陽(2年)が太田に3分01秒の大差をつけられての区間16位。1区・唐澤拓海(2年)と2区・田澤廉(3年)でいい流れを作っただけに、もったいなかった。創価大も3区・桑田大輔(2年)が区間17位と失速した。駒澤大にも言えることだが、3区のブレーキを「1分」短縮できていれば、もう少し違った展開になっていたはずだ。

 早稲田大は序盤から流れがよくなかった。1~3区に井川龍人(3年)、中谷雄飛(4年)、太田直希(4年)の10000m27分台トリオを並べながら、3区終了時で13位。好選手が揃っていたものの、1区(16位)で好スタートを切れなかったのが痛かった。前回好走した復路の9、10区で、2けた順位の14位と13位に沈んだのもシード権を逃した原因になるだろう。

 中央大は1区・吉居大和(2年)が区間記録を26秒も塗り替えたのは予想以上の快走だった。2区以降はほぼ想定どおりの走りになったが、終盤まで3位争いをするとは思っていなかった。中央大が活躍したというよりは、有力校にミスが多かったという印象だ。

 明治大は2年連続で5区を務めたエース鈴木聖人(4年)が、2区に起用されて区間16位。5区が区間18位に沈むなど、区間配置が裏目に出たと感じている。

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