2枚落ちとまさかの不振で青学大に大敗。箱根で東洋大の逆襲はあるか (2ページ目)
一方で、箱根予選会2位の順天堂大と同3位の神奈川大は、予選会のダメージがあったせいかチグハグなレースになった。順天堂大はエース塩尻和也(4年)が4区で圧倒的な区間トップ。9人抜きで4位に急上昇するも、チームは13位に終わった。
神奈川大はエース山藤篤司(4年)を1区に起用したが、8位と苦戦。4区終了時で13位まで転落したものの、アンカー越川堅太(3年)が奮起して、10位でゴールした。両校は予選会でしっかり結果を残しているだけに、箱根本戦にはきっちり仕上げてくるだろう。
心配なのが、出雲で6位に食い込んだ中央学院大と、名門・早稲田大だ。共に主力に故障者が出たことでチームの足並みが揃っていない。中央学院大は1区の髙橋翔也(2年)が5位と好発進するも、ズルズルと順位を落とし、2013年以降の学生三大駅伝ではワーストタイとなる14位。早稲田大はルーキー中谷雄飛が3区で7人抜きを見せたが、チームは15位。永山博基(4年)、太田智樹(3年)ら主力が間に合わず、今回は1年生を4人も起用している。
正月の箱根決戦まで約2カ月。伊勢路の戦いから有力校はどう変わっていくのか。日々の気温が下がっていく中で、学生ランナーたちの熱気はさらに高まっていく。
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