箱根駅伝で3強崩しを狙う早稲田。勝つチャンスは往復の「山」にあり (4ページ目)
今回は青学大、東海大、神奈川大の"3強対決"が予想されているが、この3校はいずれも「5区」の戦力が不透明な部分がある。早大は4区終了時で大きく引き離されていなければ、山での大逆転も夢ではない。相楽監督にも明確なイメージがあるようだ。
「駒野(亮太・現在は早大コーチ)が5区で区間賞を獲得したときも、往路に主力を突っ込んで(復路の)9区まで逃げたんです。今回もそんなレースができたらおもしろいですね」
第84回大会(08年)では、主将だった駒野が5区で5人抜きの大逆転劇を演じて往路Vを果たした。翌日の復路でも、6区の加藤創大(そうた)が区間賞を獲得。山を制した早大は9区の途中までトップを守って、最終的には総合2位に入った。
今回の早大は、10年前のレースを"再現"しての総合優勝を目指す。史上3校目となる「学生駅伝3冠」を達成した2011年以来となる箱根Vを達成し、大手町に校歌『都の西北』を響かせることができるか。
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