湘南国際マラソンに登場する
「精密ペースメーカー」が記録更新を支える (4ページ目)
ふたりは、自分が受け持つメンバーの目標達成をとにかく見たいという思いがモチベーションとなって、ここまでサポートに徹している。9月から始まった練習もすでに2カ月が経ち、「回数を重ねてクラブのメンバーと顔見知りになって、色々話すようになった今、マラソンを走り終わったあとによかったと言ってもらい、一緒に喜べたら最高ですよね」(濱崎さん)と、共通の目標に向かって走ることで徐々に仲間意識が高まってきた。
ランニングは個人競技だが、こうしてチームとして走ることによって、絆が生まれてくるのも魅力のひとつだという。苦しいとき、一緒に走る仲間がいるからこそ、挫折せずにゴールを目指せる。
そんなところにやりがいを感じながら、湘南国際マラソンの舞台では、ひとりでも多くの目標達成者が生まれるように、ペースメーカーとして、ふたりも影の立役者となる。
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