湘南国際マラソンに登場する「精密ペースメーカー」が記録更新を支える

  • text by Sportiva
  • photo by Murakami Shogo

「みなさんに目標達成をしてもらいたい」

 こう語るのは、12月4日に開催される湘南国際マラソンで初めてペースメーカーを務める元・箱根駅伝ランナーの鈴木北斗さん(東洋大学卒)と濱崎武雅さん(東京農業大卒)のふたりだ。

このように一般ランナーの人たちと目標に向かって練習を積んでいるこのように一般ランナーの人たちと目標に向かって練習を積んでいる

 今年で11回目を迎える湘南国際マラソンは、今大会において初めて5分ごとにペースメーカーが走る予定となっている。これだけ細かい時間設定のペースメーカーが走る大会は珍しく、自己記録の更新を目指すシリアスランナーにとっては、好記録を狙える絶好の機会になるだろう。

 もともとふたりは、9月にスタートしたランニングチームNB Silent Hunters(ニューバランス サイレントハンターズ)のコアメンバーだ。クラブのリーダー格として、鈴木さんはサブ4目指すグループを担当し、濱崎さんはサブ3のグループを牽引しながら、湘南国際に向けて毎週末に練習を重ねているという。

1 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る