2014.12.28

【箱根駅伝】優勝宣言の駒大。主力3人はどこに配置?

  • 折山淑美●文 text by Oriyama Toshimi
  • 長田洋平/アフロスポーツ●写真

注目大学はどう戦うか(4)

 08年に6回目の優勝を果たして以来、ここ5年間は常に優勝候補の一角に名前をあげられながら、2位と3位に甘んじてきた駒澤大学。大八木弘明監督が今回、7年ぶりの優勝を声高らかに宣言する理由は、ここ数年苦しんできた5区に、前回1時間19分54秒で区間3位になった馬場翔大(3年)がいるからだ。

何区を走るかに注目が集まるエースの村山謙太(駒大) 馬場は昨年、ハーフマラソンで結果を出し、「スピードはもうひとつだがロードに強い選手」と評価を上げた選手。全日本大学駅伝で駅伝デビューするや6区で区間賞を獲得。箱根では東洋大のエース・設楽啓太に38秒突き放され、結果的に総合優勝を奪われることになったが、十分期待に応える走りをした。今年は4月の世界大学クロスカントリー選手権で日本人最高の6位になり、5000mでも13分台に突入(13分57秒25)。1万mでも自己記録を大幅に更新し、スピードもついてきた。

 また、2年前までは区間記録を樹立した千葉健太がいた6区は、前回、西澤佳洋(4年)が区間5位の59分22秒で走っている。その西沢も今年は日本学生ハーフマラソンで4位になり、4月には5000m13分55秒17、1万m28分51秒65と自己ベストを更新。大八木監督もこの2人に関しては「前回より確実にいい走りをする」と期待している。

 山の上りと下りを確実に走れる選手が揃ったことで、往路を走る選手の精神的な負担も軽減される。今年、1万mで学生歴代5位となる27分49秒94を出し、ハーフマラソンでも学生歴代3位の1時間00分19秒をマーク、日本長距離界のトップに肉薄している村山謙太(4年)も、余裕を持って走れるだろう。