平昌に出られるのか。
パラアイスホッケー日本代表の運命をかけた戦い (5ページ目)
また、ピリオドの始めと終わりに点を取られたことも大きな反省点と言える。いつもと同じメンバーで行なう国内合宿では、同様の場面を想定して練習しても、危機感は生まれない。やはり、ゴール前での泥臭いプレー、ゴールへの執着心も含め、実戦で身に染みこませていくしかない。中北監督も、「本番では簡単に中に入らせてもらえない。どうやってオープンスペースを作るのか、もう一度、フォアチェックのシステムを構築していかなければいけない」と話す。
その意味では、8月24日からのイタリア遠征は最終予選前に実戦感覚を磨くラストチャンスになる。世界5位のイタリアはスピードこそないが、ゴール前の守備が堅く、スウェーデンやスロバキアを想定したプレーの確認ができる。数少ない海外勢とのテストマッチでいかに多くを吸収し、選手自身が主体性をもって課題を克服し、次につなげることできるか。
最終予選まで、あと2カ月。日本代表の底力が問われる時がきている。
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