アイススレッジホッケー世界選手権で惨敗。ゼロからのリスタート (5ページ目)
平昌パラリンピックに向けての目標は、「日本のエースになること」と言い切る。「チームとしてはもちろんBプールで這い上がって最終予選につないで、パラリンピックに出場すること。個人的には、チームを引っ張っていける存在にならないといけないと思っています」
尊敬するプレーヤーには、日本とロシアのキャプテンの名を挙げる。「須藤さんは口数が少ないけれど、僕が弱気になった時に、必ず冷静に大丈夫だよって言ってくれる安心感がある。ロシアのドミトリー・リソフもタフで冷静。プレー中は本当に怖い顔をしているけど、氷を降りると周りに気配りができるナイスガイ。そういう姿をチームメートに伝えられるようになりたい」
競技者としては、まだまだ成長途中にある。だが、まだ見ぬパラリンピック出場を叶えるまで、絶対にあきらめるつもりはない。不惑の40歳が、平昌パラリンピックに向けてリスタートを切る。
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