2015.03.18

子どもに夢を!国枝選手のコーチ、丸山氏がジュニア大会を開催

  • 荒木美晴●取材・文 text by Araki Miharu
  • MA SPORTS●写真 photo by MA SPORTS

盛りあげよう!東京パラリンピック2020(14)

 男女とも世界ランキング1位の選手を輩出するなど、国内選手のレベルが上がっている日本の車いすテニス界。社会的な知名度向上もあいまって、偉大な先輩たちの姿に憧れ、競技を始める子どもたちが増えているという。だが、障がいを持つ18歳以下のジュニアを対象にした車いすテニスの大会は、各地域のテニススクール主催など、数えるほどしかない。

大会を主催した丸山弘道コーチ(左)と、ボランティアで駆けつけた国枝慎吾選手 そこで、健常のジュニア選手や、パラリンピック2連覇中の国枝慎吾選手をはじめ、多くの車いすテニスプレーヤーを指導する丸山弘道コーチが『将来的に全国規模のトーナメントにつながるような大会を』と、「車いすテニスジュニア選手権大会」の開催を発案。3月15日、埼玉県川越市で、記念すべき第1回大会を開いた。当日は、主に関東の小学3年生から高校3年生までの男女15人が参加。時おり寒風が吹きつけるなか、元気にボールを追いかけた。

 15歳以上の部で優勝した田中愛美(まなみ)さんは、「普段は大人と練習しているので、同世代の人とプレーできて刺激を受けました」と話し、14歳以下の部を制した船水梓緒里(ふなみず しおり)さんは、「自分の欠点が分かるし、人のいいところを吸収できるので、こういうトーナメントは嬉しい」と大会開催を喜んだ。