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【ミラノ五輪】ロコ・ソラーレ鈴木夕湖&吉田夕梨花が語る、カーリング女子日本代表が勝ち上がるためのポイント (2ページ目)

  • 竹田聡一郎●取材・撮影・構成 text&photo by Soichiro Takeda

【情報が少ないイギリスが不気味】

吉田 イタリアは、ステファニア・コンスタンティーニ選手がミックスダブルスにも出るから、それが(4人制に向けて)どのように影響するのか気になるところ。

鈴木 イギリスのサード、ジェニファー・ドッズ選手もミックスダブルス兼任だね。ドッズさんは結構スイープもするし、ブルース・マウアット選手とのペアでしっかりプレーオフに進出したので、さすがに身体が疲れているんじゃないかな。

吉田 でも、「ドッズさんなら(ミックスダブルスも4人制も)両方できるかも!」という気がする。

鈴木 そうだよね。私だったら、(協会などから)チームとポジションを決められて「ここでプレーしなさい」と言われたら、「いきなり言われても無理」と思うけど、ドッズ選手はどのチームに入ってもしっかり仕事をしているよね。

吉田 スーパーユーティリティー的な存在で、"カーリングがうまい選手"だと思う。

鈴木 私は英語ができないから挨拶くらいしかしないけれど、いい人っぽいよね。どのチームに入ってもフィットしているから、パーソナリティもいいんだろうね。

吉田 そのドッズさんとは違って、イタリアのコンスタちゃんはスキップだから、(ミックスダブルスをこなしても)そこまで疲れは残らないかも。アイスの感覚をうまくつかんでチームに戻ってくれば、(4人制で)大きなアドバンテージになる。

鈴木 ドロー、上手だしね。

吉田 そう。(イタリアは)センター戦が得意で、メンバーが変わったこともあり、ホームアドバンテージを得て、大会期間中に成長する可能性を一番秘めているチームじゃないかな。

鈴木 私、(今回の)イギリスチームの印象というか、対戦した記憶がほとんどないんだよね。

吉田 だから、(自分も)気になって調べたんだけど、今シーズンは44試合しかしていないの。

鈴木 うちらは何試合?

吉田 80試合。それはちょっと多いけれど、カナダのランキング上位チームはだいたい70試合くらい。スイス代表もそれくらい。だから(イギリス代表は)極端に少ない。

鈴木 情報のないチームって、試合するのが難しいんだよね。いつも対戦するチームだと「こっちがここに置いたら、相手はあそこに投げてくるだろうな」という予測が立って、「じゃあ、うちらのその次はきっとドローだな」という感じで、二手三手先のイメージができる。で、それをベースにして、ウェイト(石のスピード)やパス(石の通り道)の情報収集を始めてショットに向けた準備ができるんだけど、次に何を投げてくるかわからないチームだと、「あ、そっちか。ドローと思っていたら、テイク投げなきゃ」というプラン変更が小さな戸惑いになってしまうことがある。

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