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石井寛子が昨年経験した補欠として行って帰ったガールズグランプリ 酸いも甘いも知った今、新境地で頂上決戦に挑む (4ページ目)

  • text by Sportiva

――2年ぶりの出場ということで、期するものはありますか。またこのレースでの走りを通して伝えたいメッセージがあれば教えてください。

 昨年出られなかったなかで、この1年間、本当に応援してくれている方、支えてくれている方がすごく増えたんですよね。周りの人が本当にたくさん助けてくれて、その方たちに向けて走りたいなと思います。

新境地でガールズグランプリに挑む photo by Takahashi Manabu新境地でガールズグランプリに挑む photo by Takahashi Manabuこの記事に関連する写真を見る――ガールズグランプリが今年最後のレースになりますが、この1年間を振り返ってどう感じていますか。

 気持ちがジェットコースターでしたね。1月、2月、3月はとてもいいスタートダッシュをして、4月のGⅠ、6月のGⅠ、7月のサマーナイト(ガールズケイリンフェスティバル)は決勝に乗れず、上がったり、落ちたり、また上がったりと、激しい1年だったなと思います。最終的にグランプリに行けて、幸せ度としてはピークなんですけど、すごい1年だったなと思います。

――最後に改めてガールズグランプリへの意気込みをお願いします。

 同じことにはなりますが、支えてくれる人、手伝ってくれる人、応援してくれる人、関わってくれる人が増えたなかで、その方々が喜んでくれるような走りをしたいと思っています。

【Profile】
石井寛子(いしい・ひろこ)
1986年1月9日生まれ、埼玉県出身。中学時代は陸上に励み、高校から自転車競技を始める。大学1年からナショナルチームにも在籍。大学4年時にACCトラックアジアカップのケイリンで優勝する。数々の世界大会で活躍し、2013年にガールズケイリンデビュー。初年度からガールズ最優秀選手賞に輝き、2017年にはガールズグランプリで優勝を飾る。2024年1月にはガールズケイリン史上初の600勝を達成した。

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