柳原真緒がパールカップで頂点を目指す 前GⅠ開催でメンタルに異変も「仕掛けられない」自分を打破する決意 (2ページ目)
GⅠのようなビッグレースは、あまり緊張しないんですが、オールガールズクラシックでは、特に自分への注目度が高かったわけでもないのにいつも以上に緊張度があったなと思います。いつもはメンタルを調整しながら臨めていたんですけど......。練習はしっかりしていって、その前の開催よりも調子も上げていましたが、自分のなかで「あれっ、どう修正していけばいいんだろう」という感じになっていました。
――開催中のコメントではまったく察することができませんでした。では3日目の決勝を振り返ってみてどんなレースでしたか。
序盤から取りたい位置を取れたんですが、その時も体が動かなくて......。体が動く時には、レース中はほぼ無心で勝手に体が動く感じで戦っています。それがレース中に結構、考えてしまうことが多かったですね。
――師匠や練習仲間からオールガールズクラシックを終えて、何かアドバイスはありましたか。
「仕掛けられないイップスみたいになっているんじゃないか」と言われました。イップス自体がどんなものなのかわからないので、当てはまっているかはわかりませんが、その仕掛けられない状態を、次の開催(5月6日~8日・和歌山競輪・決勝3着)でもそのまま引きずってしまっているところがありました。
――その状態を打開するために必要なことはどんなことだと考えていますか。
思い切って仕掛けてしまえば、変わるんだろうなと。レースのイメージを明確にできれば、よくなっていくと思っています。
ガールズケイリン界を引っ張るひとり、柳原真緒 photo by Yasuda Kenjiこの記事に関連する写真を見る
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