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「【推しの子】のゴローは理想かも」人気声優・伊東健人 自身の声優像と、コンディショニングのための「ほぼ毎日」のトレーニングを語る (4ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 松林寛太●撮影 photo by Matsubayashi Kanta

【【主役じゃなくてもいい、ちゃっかりオイシイところを持っていく役柄が理想】

──仕事でもプライベートでも、つねに挑戦を続けている伊東さん。演技に関しては、今後どんな役柄を演じてみたいですか?

「最近は必ずしも主役をたくさんやりたい、ということではなく、ずっと出ているわけではないけど、存在感を放つ役柄をもっともっとやれるようになりたいと思っています。少ない量でも心に残るセリフと、キャラクターを作る。これって結構技術が要ると思うし、スマートにやれたらカッコいいなって思います」

──昨年放送されたアニメ『【推しの子】』の雨宮吾郎(相性:ゴロー)なんてまさに......。

「そうですね! アニメでは第1話のみの登場となりましたが、もしかすると今後、おいしいところをもっていく役回りで出てくる可能性もありますよね。原作を読んでいる方は真相を知っているかもしれませんが(笑)、本当に理想のキャラクターのひとりです。

 よくよく考えると、『【推しの子】』って、主人公のアイやゴローさんをはじめ、1話目で何人もいなくなるじゃないですか。特にアイなんてこの作品のアイコンでもあるのに、早々にいなくなってしまう。それにも関わらず、ほかのキャラクターの回想シーンには何度も登場して、ストーリーの中心として存在し続けている。そういう構成や演出がすごくうまいなぁ......と思いながら観ていましたね」

──登場しないキャラクターが主人公のひとりのような位置づけなのが面白いですね。ちなみに、ご自身が出演されている作品は基本的にチェックされているのでしょうか?

「なんとなくというか、できるだけ何も考えずに見ていることも多いです。真面目に見ようとする場合は『あの時はもっとこうしたらよかったな』と反省してします。大体(笑)。」

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後編「伊東健人が語る日々のコンディショニングと声優のこれから」につづく>>

【Profile】伊東健人(いとう・けんと)
10月18日生まれ、東京都出身。声優・歌手。81プロデュース所属。
東京アナウンスアカデミー、81ACTOR'S STUDIOを経て声優としてデビュー。2018年放送の『ヲタクに恋は難しい』(二藤宏嵩役)でテレビアニメ初主演。同じ事務所の中島ヨシキとのユニット「UMake」でアーティストとしても活動を開始。2022年にはソロアーティストデビュー。2024年放送の『月が導く異世界道中 第二幕』のED曲『My Factor』は自身初となるアニメーションタイアップ。

<SportivaのYouTubeチャンネルでインタビュー動画公開中>
https://youtu.be/XsqHla8HlWM

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