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「ダメな人間だった」2年前のリベンジへ ガールズグランプリ出場の坂口楓華は「今が一番いい状態」と頂点を目指す (3ページ目)

  • ハル飯田●文 text by Haru Iida

【自分が一番のライバル】

ーーグランプリは前夜祭イベント(12/19)もあって、気分も高まりますね。

 実は2年前のグランプリでは前夜祭を楽しみにしていたんですが、コロナの影響で中止になってしまって、すごく残念でした。私は成人式にも参加できなくて振袖を着られなかったので、今回の前夜祭で振袖を着られたのは嬉しかったですね(笑)。

前夜祭での振袖姿 写真提供:公益財団法人JKA前夜祭での振袖姿 写真提供:公益財団法人JKAこの記事に関連する写真を見るーー最後に意気込みをお願いします。

 グランプリは特別な舞台で、2年前はチャレンジャーの立場で出場させていただきましたが、もうチャレンジャーの年齢ではないですから、自分のやるべきことをしっかりやろうと思います。

 いい選手が揃っているので、誰か特定の選手をライバル視しているというよりも、自分が一番のライバルですね。どれだけ自分のレースができるか、どこで行くべきなのか、集中して最後まで自分を信じきれるかを大事にしています。弱気な気持ちを消化して、"自分ならできる"という強いメンタルでレースに臨みたいです。

【Profile】
坂口楓華(さかぐち・ふうか)
1997年10月1日生まれ、兵庫県出身。小学生時代から自転車競技に励み、高校時代には全日本ロードレースU17で優勝するなど、若くから実力を発揮する。高校卒業後に競輪学校(現日本競輪選手養成所)に入学し、19歳でデビュー。2021年、24歳でガールズグランプリに初出場した。2023年4月に通算200勝を達成し、5月には32連勝も記録。同年12月に開催されるガールズグランプリに2度目の出場を果たす。

【画像】アスリートボディの坂口楓華

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