スポーツ万能の忽滑谷こころアナ。一輪車は得意でも自転車に乗るのは怖い?! (4ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 立松尚積●写真 photo by Tatematsu Naozumi

──さて、10月から『Going! Sports&New』の担当となりましたが、この約1カ月間、現場に入ってみていかがでしょう?

 私はこれまで、この番組を一視聴者として見ていた時は、画面に映る映像や言葉のみを受け取ることしかできませんでした。でも実際に番組の制作スタッフと一緒に仕事をしていくと、1時間の放送のなかには収まりきらず、あえなくカットされた映像を知ることができるんです。「自分が視聴者として見ていた内容よりも、本当はもっと奥深くて、いろんなドラマやエピソードがスポーツにはあるんだな」って。それを見られるのは、すごく貴重な経験だなって思います。本当は、朝までぶっ通しで5時間ぐらい放送したい気持ちでいっぱいです(笑)。

──それほど伝えたい内容がたくさんあるんですね。上田晋也さん、赤星憲広さんとは共演してみてどんな印象ですか?

 上田さんはオンエア中も、CM中も常に気遣ってくれていて、加わったばかりの私にもフランクに話しかけてくれるので、すごくありがたいです。こんなにプロフェッショナルな人でも、誰にでも心を開いてくれるんだなと驚いたと同時に、出演者として目指すべき姿だなと思いました。

 赤星さんは、オンエア前から、野球の一つひとつのプレーについて「なるほど、そういうことだったのか」ということをいろいろ教えてくれて、毎回勉強させてもらっています。でも赤星さん、CMに入った途端、野球とは全然関係ない話を上田さんとずっとしているんですよね(笑)。「最近あったおもしろい話」とか、競馬の話を延々と。でもそれによってスタジオの雰囲気がすごく和むので、本当にありがたいですね。

──競馬コーナーに入ると、おふたりとも楽しそうですよね。

 そこだけ友達同士の飲み会みたいになってます(笑)。私が競馬の原稿を読み始めて、「上田さんの馬は何着でした」みたいな感じで言うと、「うわーーー!!!」ってすごい爆音で歓声や悲鳴をあげるんですよ。一瞬、家でテレビを見ているお父さんに戻ってるような感じがして、大先輩ではあるんですけど、ほほえましいなと思いながらいつも見ています。

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