1年後は桃田賢斗も安泰ではない。
東京五輪での勢力図を占う (5ページ目)
当然、事態の収束過程においても各国の状況に差が出るだろうから、収束が早かった国や地域のほうが、五輪までより長く充実した調整を行なえることが考えられる。
もはや可能性の話で、1年後の五輪開催は可能なのかといった点も含まねばならないくらいだが、開催に至るとしても、この決して短くない中断期間の影響は、簡単には見えてこない。「延期が桃田にとってプラスに働くかどうか」もまた、その中に含まれる。いずれにせよ先の見えない現状で、今はそれぞれの立場で努力をつづけるしかない。
誰にとっても難しい状況での調整を強いられる東京五輪は、これまでにない対応力を問われる大会になる。
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