東京五輪のサーフィンは海でやるから、チケットなしでも見られるか? (4ページ目)

  • 門脇 正法●取材・文 text by Kadowaki Masanori
  • 門脇 そら●撮影 photo by Kadowaki Sora


 さらに、運営エリアの脇には「イベントエリア」があり、五輪本番には、ここでサーフィン体験会やミュージックイベントが開かれ、飲食の店舗が並ぶ予定になっている(④)。

④のイベントエリア。まだ原っぱ状態④のイベントエリア。まだ原っぱ状態
 そんな中で、観戦チケットを持っていない人たちがフリー観戦するのに適した場所はあるのだろうか?

 じつは競技会場を歩きながら、1ヵ所、目星をつけた場所があった。それが、砂浜の観戦エリアと陸地側のイベントエリアを分けている土堤になる(⑤)。

⑤の土堤。ここもチケットなしでは近づけないことが判明⑤の土堤。ここもチケットなしでは近づけないことが判明
 海の水が流れ込まないように、周りより一段高く盛られたこの土堤からは、選手たちとの距離が遠くてほぼ"点"にしか見えないとはいえ、それなりに競技の雰囲気を味わうことができそうだった。

 だが、そんな目算はテストイベントにあわせて開かれた説明会で、もろくも崩れ去ってしまう。東京五輪大会組織委員会の説明によれば、観戦エリアはもちろんのこと、隣接するイベントエリアにも「チケットがないと入れない」とのこと。となると、観戦エリアとイベントエリアの境界となる⑤の土堤もチケットなしでは近づけない。

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