トライアスリート秦由加子×上田藍。声援は「名前で呼ばれるとうれしい」 (3ページ目)

  • 星野恭子●取材・文 text by Hoshino Kyoko
  • 五十嵐和博●写真 photo by Igarashi Kazuhiro

――お二人が感じるトライアスロンの魅力ってどんなところでしょう?

 私にとってのトライアスロンの魅力は、アウトドアスポーツであること。海や川、湖などで青空を見ながら泳いだり、バイクやランでは自然の風や香り、音を感じながら走っています。

上田 最近は都市型のレースも増えていて、例えば、ドイツのハンブルグ大会は、銀座のような高級ブランド店が建ち並ぶ通りを走り抜けるんですよ!

 横浜大会も、氷川丸の横を泳いだり、赤レンガ倉庫の横を走ります。「水着で公道を駆け抜ける」なんていう非日常を味わえるのも、トライアスロンならでは。市民トライアスリートが参加できるレースも増えているので、多くの人にチャレンジして楽しんでほしいですね。

――お二人は同じクラブに所属していますが、普段から交流はありますか?

 私が、2009年にパラ水泳の練習で稲毛インターに入部して以来のチームメイトです。藍ちゃんは海外遠征が多いですけど、プールでばったり会って、一緒に泳ぐこともあります。

上田 そうですね。練習後にロッカーで着替えながら、「最近のレースは?」なんて、おしゃべりするのが楽しいんです。

 藍ちゃんは着替えがすごく速くて、あっという間にいなくなっちゃいますけど(笑)。あと、私のレース前にLINEでエールを必ず送ってくれるんです。レースや合宿中で忙しいはずなのに、すごくまめに。力になります!

上田 LINE は海外からでも時差を気にせずコミュニケーションがとれるので便利なんです。オフシーズンには食事にも行きますよね。

 最近ではイタリアンに行きました。他愛ないおしゃべりが楽しかったです。

上田 そうそう。由加子さんはジャージや水着でも素敵ですが、私服もまたおきれいで、ドキッとしてデート気分でした(笑)。

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