カーリング・ミックスダブルス、藤澤五月に意外なライバルが登場 (2ページ目)

  • 竹田聡一郎●文 text by Takeda Soichiro

 強化指定ペア以外の、各地区予選を勝ち抜いてきたチームに目を向けると、夫婦ペアの2チームがプレーオフ(決勝ラウンド)進出争いに加わってきそうだ。まず注目は、北村雅美と友和の「チーム北村」(西日本ブロック)。同ペアは昨年の大会でも4位となって、強化指定ペア以外で最上位の結果を残している。

 過去に優勝経験がある竹田智子と直将の「竹田・竹田」(北海道)も上位を虎視眈々と狙う。夫の直将(名寄協会)は先月、4人制の日本選手権でもクオリファイ(プレーオフ進出)を果たしている。いずれも、ミックスダブルス独特の石の積み方に長けた好チームだ。

藤澤五月の実姉・汐里(右)と小野寺浩太ペア。写真=(C)藤澤・小野寺藤澤五月の実姉・汐里(右)と小野寺浩太ペア。写真=(C)藤澤・小野寺 他に注目を集めそうなのは、藤澤汐里と小野寺浩太の「藤澤・小野寺」だ。理学療法士の藤澤と議員秘書の小野寺という異色コンビは、結成1年目ながらリスクを減らす試合運びを貫いて、関東ブロックで準優勝。全国大会に駒を進めてきた。

 藤澤汐里は冒頭でも触れた藤澤五月の2歳上の実姉。今回「妹と同じ舞台でカーリングができることをとてもうれしく思っています」とコメントし、"姉妹対決"を目標としている。

 予選プールが違うため、対戦するにはプレーオフ進出が絶対条件となるが、もし"藤澤クラシコ"が実現すれば、今大会の大きな見どころにひとつになるだろう。

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