本橋麻里もアイスに。カーリング
LS北見が世界最高峰タイトルに挑む

  • 竹田聡一郎●文 text by Takeda Soichiro
  • photo by Sho Tamura/AFLO SPORT

 平昌五輪の日本女子カーリング代表、ロコ・ソラーレ北見(以下、LS北見)が、4月10日(日本時間4月11日)にカナダ・トロントで開幕したワールドカーリングツアー(以下、WCT)のプレーヤーズ・チャンピオンシップに出場している。

 これは「グランドスラム」と呼ばれる、WCTの最高峰のタイトルのひとつだ。ランキング上位チームに加え、そのシーズンの国際大会などで実績を残した計12チームが招待されて頂点を競う。

 今回は、平昌五輪の上位4チーム(スウェーデン、韓国、日本、イギリス)に、カナダ、アメリカ、スイスの代表チームなどが名を連ねている。日本勢が同大会に参加するのは、LS北見が史上初となる。

五輪で銅メダルを獲得したLS北見が再び「世界」に挑む五輪で銅メダルを獲得したLS北見が再び「世界」に挑む 平昌五輪で銅メダルを獲得した翌朝の会見で、リードの吉田夕梨花が次なる目標として「まだ、グランドスラムがある」とすかさず口にし、帰国後も周囲のフィーバーに浮かれることなく、メンバーの誰もが「まだ、シーズン中だから」と繰り返し言い続けてきたように、カーリング界における同大会の競技レベル、さらにはタイトルの重みは、五輪にもまったく引けを取らない。

 むしろ、本場カナダのアイスとオーディエンスという舞台設定からすれば、その盛り上がりは五輪以上かもしれない。その分、白熱した展開が繰り広げられ、ハイレベルな好ゲームが見られることは間違いない。

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