「無双」のカーリング藤澤五月。
ミックスダブルスも世界を驚かせる! (3ページ目)
「(世界大会について)まだイメージできないけれど、ゲームごとに合わせていきたい」(藤澤)
「サッチャンに、僕の投げる石をしっかりと見て、知ってもらって、さらに上を目指したい」(山口)
世界大会に向けて、ふたりはそう抱負を語った。
とはいえ、藤澤と山口はこのペアのまま、4年後の北京五輪出場を目指してやっていくわけではない。現状では、それぞれの所属チームでの活動をメインにして、4人制を優先していく構えだ。
北京五輪の出場権に関わる世界選手権は、2020年、2021年の2大会。そこで、ベスト8に入る結果を残せば、日本チームのこの種目での五輪出場も見えてくる。
まずは、世界レベルに最も近いであろう、この藤澤&山口ペアを世界大会に送り出すことによって、彼らが残す結果や世界で体感したことをきちんと集約・分析し、それをベースにして協会と選手が一体となった強化を始めることが重要になる。
まだ2年ある――では世界からあっという間に取り残されてしまうだろう。その意味でも、藤澤&山口ペアが世界の舞台でどんな戦いを見せるのか、注視したい。
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