カーリング女子。マナーを知らぬ
韓国ファンが、逆に日本の勝利を呼ぶ

  • 竹田聡一郎●取材・文 text by Takeda Soichiro
  • photo by JMPA

 平昌五輪カーリング女子。日本代表のロコ・ソラーレ北見(以下、LS北見)がメダル確定をかけ、いよいよ地元・韓国との準決勝に臨む。

五輪初の決勝トーナメント進出を果たしたカーリング女子日本代表。スキップの藤澤五月五輪初の決勝トーナメント進出を果たしたカーリング女子日本代表。スキップの藤澤五月 韓国代表のE.Kimとは今季これまで、チーム単位のツアー戦、代表戦を合わせて5回対戦した。結果は、1勝4敗と負け越している。ワールドカーリングツアーのランキングでも、E.Kimが21位で、24位のチーム藤澤(LS北見)を上回っている。

 それでも、今回の平昌五輪ラウンドロビン(総当たりの予選リーグ)では、日本代表のLS北見が第9エンドに続いてラストエンドまでスティール(※先攻のチームが点を取ること)を奪って勝利。8勝1敗で首位通過の韓国代表E.Kimに唯一の土をつけた。

 具体的に韓国がどんなカーリングをしてくるかと言えば、今回の五輪では難しいアイスということもあり、フロントエンドからセオリーどおりに石を散らし、堅実なゲームをしてくる印象だ。

 日本としては、クリーンなエンドにさせないように、シート内に石を貯めて混雑したハウスを作り、常にプレッシャーをかけ続けたい。

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