2015.03.03

【レスリング】吉田沙保里、五輪史上初「女子4連覇」への想い

  • 宮崎俊哉●構成 text by Miyazaki Toshiya  根本好伸●撮影 photo by Nemoto Yoshinobu

 2016年8月、ブラジル・リオデジャネイロにて第31回夏季オリンピックが開催される。リオデジャネイロオリンピンッグまで残り1年5ヵ月となった今、女子アスリートとして史上初のオリンピック4連覇に挑む吉田沙保里(女子53キロ級/ALSOK所属)は、どんな準備を行なっているのか――。歴史的偉業への決意を聞いてみた。

リオ五輪で前人未到のオリンピック4連覇に挑む吉田沙保里吉田沙保里インタビュー(前編)

――リオデジャネイロオリンピックまで、残り1年半を切りました。

吉田沙保里(以下、吉田) ロンドンオリンピックからあっという間でしたね。

――オリンピックの前年というのは、どんな感じですか?

吉田 オリンピックに向けた戦いは、もうすでに始まっています。昨年12月末に行なわれた天皇杯全日本選手権が、国内における第1次予選会でした。そこで優勝できたので、次は今年6月に行なわれる明治杯全日本選抜選手権を制して、9月にアメリカ・ラスベガスで開催される世界選手権の日本代表になること。そして、世界選手権でも優勝して、オリンピックと合わせて世界大会16連覇を達成し、リオデジャネイロオリンピックの出場権を獲得すること。それが今の目標です。

――9月の世界選手権で5位以内に入れば、国にその階級の出場権が与えられます。そして、3位以内に入った選手には、その後の全日本選手権に出場した時点で日本レスリング協会からオリンピック代表に内定されるわけですよね?

吉田 はい。世界選手権でメダル(3位以内)を獲得すれば、ケガさえせずに全日本選手権に出場するだけでオリンピック代表になれるので、1発で確実に(内定を)決めたいですね。そうすれば、余裕を持ってオリンピックに向けて準備できますから。