2014.12.12

【大相撲】舞の海が熱視線。「白鵬に迫る、動ける200キロ逸ノ城」

  • スポルティーバ編集部●取材・文 text by Sportiva
  • 村上庄吾●撮影  photo by Murakami Shogo

 前回、自分の過去を振り返りつつ、「小よく大を制す」相撲のおもしろさを大いに語ってくれた舞の海秀平さん。
(前回の記事)

 2014年前半、遠藤が話題となり、後半は逸ノ城が注目を集めた大相撲。11月場所は、その逸ノ城人気もあって、観客動員がかなり伸びた。「福岡は去年まで閑古鳥が鳴いていたのですが、先場所は熱気を感じましたよ」。

 そして2015年、ますます注目が高まる。角界はどうなるのか。舞の海さんはどのように展望しているのだろうか。話題の力士を中心に話を聞いた。

番付表を眺める、元小結・舞の海秀平さん。「2015年の注目は うーん、やはり逸ノ城かな」

――11月場所も最後は白鵬(宮城野部屋)が優勝し、優勝回数は大鵬に並ぶ32回になりました。

「白鵬は稽古量が少ない少ないと言われていますが、結果を出していますからね。自分を管理できていて、消耗が少ない。だからケガがなく、休場がないから、この回数の優勝できるんです。

 ふつう上位の力士は年々体がボロボロになって、”中古感”が出できてしまうものなんですよ。日馬富士(伊勢ヶ濱部屋)や琴奨菊(佐渡ヶ嶽部屋)は、どこか痛いんだろうなあ、と外から見てもわかっちゃうでしょう? それがまだ、バリバリの新車ですから、まだまだ優勝回数を増やすでしょうね。

 あと、攻めばかりに目が行きますが、守りも含めて、本当に技術がしっかりしています。持てる筋力をフルに使えている数少ない力士。横綱の鶴竜(井筒部屋)、日馬富士だって、体を生かしきれてないですよ。逸ノ城なんて、まだ1~2割くらい(笑)。白鵬はまさに水が流れるような動きで、無駄が一切ない。これもまた、ケガの少なさにつながっていると思います」