2012.02.22

【今日は何の日?】アメリカがソ連を破る『氷上の奇跡』

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by Nikkan sports

無敵と言われたソ連を破り、リンク上で歓喜に沸くアメリカ代表チーム【1980年2月22日】
学生がプロ集団に勝った、アイスホッケー史上最大の番狂わせ。

 1980年、アメリカ合衆国のジミー・カーター大統領は、ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻を理由にモスクワ夏季五輪への参加ボイコットを主張し、他の西側諸国にも同調を求めていた。そんな冷戦の緊張が高まっていた時期に、レークプラシッド冬季五輪(アメリカ)は開催された。

 当時、ソ連のアイスホッケーチームは『無敵』と言われ、国家が養成したプロ集団で構成された彼らは、五輪5連覇を目論(もくろ)んでいた。対するアメリカ代表は、ミネソタ大学の学生を中心としたアマチュアチーム。世界ランキングも出場12チーム中7位と、実力差は歴然としていた。

 しかし2月22日、決勝ラウンドでソ連と対戦したアメリカは怒涛の攻撃を耐えしのぎ、後半になって同点とする。さらに終盤にも追加点を決め、無敵のソ連から勝利を奪ったのである。試合終了のブザーがなった瞬間、選手は喜びを爆発させ、スタンドの観衆も総立ちに。アメリカは金メダルに輝き、アイスホッケー史上最大の番狂わせを演じたこの試合は、『氷上の奇跡』と讃えられた。2004年にはこの実話をもとに、カート・ラッセル主演で『ミラクル』という映画も製作されている。

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