【今日は何の日?】荻原健司が世界選手権で二冠

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
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複合界で旋風を巻き起こした荻原健司。1998年長野五輪では日本選手団の主将として開会式の選手宣誓を務めた。複合界で旋風を巻き起こした荻原健司。1998年長野五輪では日本選手団の主将として開会式の選手宣誓を務めた。【1993年2月19日】
複合個人・団体で日本人初の金メダル

 1992年アルベールビル五輪のノルディック複合団体で金メダルを獲得し、1992-1993ワールドカップ開幕戦で日本人初の優勝を飾った荻原健司。1993年2月には、スウェーデンのファールンで開催された世界選手権でも歴史に残る金字塔を打ち立てた。

 まず、18日に行なわれた複合個人で日本人初の金メダルに輝くと、翌日の複合団体でも河野孝典、阿部雅司らとともに圧巻のジャンプを見せ、そのままクロスカントリーでもアンカーとしてトップでゴール。世界選手権初優勝を果たし、荻原は個人・団体の二冠を成し遂げたのだ。

 その後も複合の世界でトップを走り続けた荻原。五輪では1994年リレハンメル大会で再び団体優勝を飾り、世界選手権では1995年サンダーベイ大会の団体、1997年トロンハイム大会の個人で金メダルを手にした。さらにW杯では、1992-1993シーズンを皮切りに史上初の個人総合3連覇を達成。その圧倒的な強さから「キング・オブ・スキー」と称された。

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