【今日は何の日?】清水宏保が長野五輪で金メダル
悲願の金メダルを獲得し、ゴール直後に喜びを爆発させた清水宏保【1998年2月10日】
500メートル世界記録保持者がプレッシャーを跳ねのけて快挙達成
18歳で初出場したワールドカップでいきなり優勝し、一躍トップスケーターの仲間入りを果たした清水宏保。身長161センチと小柄ながらも、1996年には500メートルで世界新記録を樹立し、『長身選手に有利』というスプリント競技の常識を覆(くつがえ)した。
1998年の長野五輪は、世界記録保持者として出場。大きなプレッシャーのなか、オリンピックレコードを叩き出し、日本スピードスケート界初となる金メダルを獲得した。
その後、清水はプロスケーターとなり、日本スケート界を牽引。2009年、バンクーバー五輪代表選考会での落選を機に、引退を決意した。オリンピック4度出場、ワールドカップ通算34勝の日本最速男は、36歳で選手人生に幕を降ろした。