【今日は何の日?】猪谷千春、日本初の冬季五輪メダル獲得

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by AP/AFLO

コルティナダンペッツォ五輪男子回転で銀メダルを獲得した猪谷千春(右)。中央は優勝したトニー・ザイラーコルティナダンペッツォ五輪男子回転で銀メダルを獲得した猪谷千春(右)。中央は優勝したトニー・ザイラー

【1956年1月31日】
今もアルペン競技で唯一のメダル

 1956年、コルティナダンペッツォ五輪(イタリア)の男子回転で、猪谷千春が2位となり銀メダルに。これが1928年に日本が冬季五輪に初参加して以来、史上初めてとなるメダル獲得だった。優勝したトニー・ザイラー(オーストリア)は大回転、滑降も制して3冠を達成している。

 猪谷は当時24歳。北海道に生まれ、幼いころから父親にスキーの英才教育を受け、前回のオスロ五輪は11位だった。その後、拠点をアメリカに移し、この快挙を成し遂げた。

 現役引退後の猪谷は1982年から国際オリンピック委員会(IOC)委員となり長野五輪招致などに尽力。2005~2009年にはIOC副会長を務めている。
 

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