【今日は何の日?】力士の野球賭博問題で逮捕者

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by 産経新聞/Getty Images

2010年、野球賭博問題発覚で激震が走った相撲界。同騒動にひとまず決着をつけて開催された7月場所初日、相撲協会は一連の不祥事を受けてファンに謝罪したが......。2010年、野球賭博問題発覚で激震が走った相撲界。同騒動にひとまず決着をつけて開催された7月場所初日、相撲協会は一連の不祥事を受けてファンに謝罪したが......。【2011年1月26日】
賭博の胴元となった疑いで元十両・古市ら4人を逮捕

 2010年5月、週刊誌報道で明るみに出た相撲界の野球賭博事件。その後、相撲協会は特別調査委員会を発足し、同事件に関与していた大嶽親方(元関脇・貴闘力)や元大関・琴光喜らを解雇。野球賭博や暴力団と関わっていた親方や力士数十名に対して、降格、出場停止、けん責などの処分を課した。

 これで事態は収束に向かうかと思われたが、年が明けると、ついに逮捕者が出た。事件発覚以来、捜査を進めていた警視庁組織犯罪対策3課が、力士たちから賭け金を集めたとして、元十両・古市こと古市貞秀、その母・古市米子、元幕下・松緑こと藪下哲也の3人を賭博開帳図利(とばくかいちょうとり)容疑で、同ほう助の容疑で元幕下・梓弓こと山本俊作を逮捕。再び相撲界に激震が走った。

 さらにこの直後、野球賭博捜査で力士から押収した携帯電話から八百長の疑いのあるメールが表沙汰となり、3月場所の開催が中止されるなど、大相撲の存続まで危ぶまれるほどの大騒動に発展した。

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